自己破産を考える

自己破産


自己破産とは、債務者の必要最低限の生活費、財産以外は全て換価し、各債権者にその債権額に応じて借金を返済する変わりに、残りの借金の支払義務を免除するという裁判上の手続き、国が設けた救済制度のことです。
ただし、誰でも自己破産が可能というわけではなく、自己破産するには以下の要件を満たす必要があります。

①債務者が多額の借金などにより経済的に破綻している
②債務者が努力しても支払不能と裁判所が認める
③免責不許可事由がない

なお、破産の申し立ては債権者からも行うことができ、これを「債権者破産」と呼び、自己破産とは区別されます。
また、自己破産を行うと生活に必要な財産意外は換価のため失う事になりますので、数ある債務整理の中でも自己破産の選択は最終手段とされています。

自己破産のメリットとデメリット

自己破産のメリットはなんといっても債務が免除される事です。
ただし、税金、社会保険料、公共料金、破産者の故意又は重大な過失による損害賠償請求権、破産者が養育者または扶養義務者として負担すべき費用、罰金などは免除されません。
債務が免除される事により、金融業者からの取立てが無くなり精神的負担が軽くなり、新しいスタートが切る事ができます。
一方デメリットとしては、財産をほぼ失ってしまう事、破産者として一定の制限を受けること、連帯保証人に迷惑が掛かってしまう、といった事が考えられます。
どれも大きなデメリットといえますが、中でも連帯保証人としての債務は免除されない事は、非常に大きなデメリットであるといえます。
さらに、主たる債務者が自己破産を受けた場合、原則として連帯保証人は一括で債務を弁済しなければならなくなるため非常に大きな負担を課す事となってしまいます。
自己破産が敬遠される最も大きな理由がこちらであるといっても過言ではありません。